ナッシュビル宣言の解説

第1条の解説

最近一部のLGBTQの人々は、いわゆる「同性婚」の合法化を求めています。既に「同性婚」が合法化されている国々では、結婚の定義を広げ、三人以上の「結婚」、子供と大人が結ばれる「結婚」、動物を含む「結婚」などの合法化も検討され始めています。結婚が、人間が作り出した制度であるなら、その定義を変更することも ...続きを読む

第2条の解説

世界の主流となっている性教育は、「包括的性教育」と呼ばれるもので、大まかに言って二つの原理から成っています。一つ目は、安全な性行為ができるように教育すること、二つ目は、性的決定権を意識させるような教育をすることです。つまり、妊娠、性感染症、そして暴力的な性行為のリスクなどを避けさえしていれば、人々は ...続きを読む

第3条の解説

「神である【主】は、その大地のちりで人を形造り、その鼻にいのちの息を吹き込まれた。それで人は生きるものとなった」(創2:7)。 「神である【主】は、深い眠りを人に下された。それで、人は眠った。主は彼のあばら骨の一つを取り、そのところを肉でふさがれた。神である【主】は、人から取ったあばら骨を一人の女に ...続きを読む

第4条の解説

第4条は第3条に似ていますが、強調点が異なります。第3条は、男女が価値において平等であることを強調し、第4条は、男女のそれぞれの特徴が神によって定められたものであることを強調しています。 ジェンダーイデオロギーは、男女の特徴の違いを否定する傾向にあります。その主張に基づいて、多くの先進国では、男女の ...続きを読む

第5条の解説

私たちの性には大きく見て4つの要因があります。① 身体的性(持って生まれた体の性別)、② ジェンダー意識(自分の性別をどう感じるか、意識するか)、③ 性的指向(どういう相手に魅力や性欲を感じるか)、④ 性行為(自分の身体的性、ジェンダー意識、性的指向に基づいてどのような性行為を求めるか)。 通常です ...続きを読む

第6条の解説

この世には、曖昧な身体的性別を持って生まれた人々はいるでしょうか。旧約聖書にも新約聖書にもキリストの言葉にも、神が「人を男と女とに造られた」とあります。人を男か女かに造られた全知全能の神にとって、「曖昧な身体的性別」はないでしょう。しかし、私たち人間にとって、しかも最も専門的知識を持った医者たちでさ ...続きを読む

第7条の解説

皆さんは「あなたは本質的にどのような人ですか?」と聞かれたら、どう答えるでしょうか。男性なら「私は医者です。」などと多くの場合自分の職業を挙げます。女性なら、「私は3人の子供の母親です。」と答えるかもしれません。その他にも、自分が好きなものや活動、自分の家族構成、出身地、などを付け足すかもしれません ...続きを読む

第8条の解説

第8条は性別、結婚、そして性に関する聖書の最も基本的な教えを反映しています。  まず、神は人間をご自分のかたちに男と女とに創造されました。聖書のどこを探しても男と女以外の性別あるいはジェンダーの存在は見当たりません。(創世記1:26−27、マタイ19:4−6)  次に、神は結婚を一人の男性と一人の女 ...続きを読む

第9条の解説

創世記の3章に記録されている人類の罪への堕落は、私たち人間の全ての側面に影響を及ぼしました。その影響は、私たちの精神、感情、理性、意志、そして私たちの性欲にも及んでいます。歪んだ性欲には明確なパターンがあります。それは、神が定め、祝福する、真の愛に基づく結婚の範囲内での性欲の満たしから、結婚外でのあ ...続きを読む

第10条の解説

聖書が書かれた時から現在に至るまで、熱心な信仰者たちは聖書の正確な解釈と理解に関して完全な一致を見ることができず、頭を悩ませてきました。その問題を乗り越えようとする一つの手段は、クリスチャンの学者や主だった牧師たちが集まり、皆が同意できる重要な教理を中心とする信仰告白や信条を文章化し、それを発表する ...続きを読む