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キリスト新聞のネット記事配列に対し、意見書を送付しました。

2022.08.12   お知らせ 

以下の通り、キリスト新聞のネット記事配列に対する意見書を送付しました。


キリスト新聞編集部様へ

 ジェンダー平等、性的マイノリティの権利擁護に壁 背景に統一協会含む「宗教右派」の存在指摘 LGBT差別否定を求める署名5万筆」のネット記事配列に対する意見書

 ネットニュースを拝見させていただきました。性の聖書的理解ネットワーク(NBUS)の立ち上げを記事として扱っていただき感謝いたします。ただし、「ジェンダー平等、性的マイノリティの権利擁護に壁 背景に統一協会含む『宗教右派』の存在指摘 LGBT差別否定を求める署名5万筆」(202281日)の記事と、彼らの記者会⾒「LGBTをめぐる宗教と政治」の動画の間に、あえてNBUS立ち上げ記事を挟むような記事配列をされたのは、一体なぜなのでしょうか(以下参照→http://www.kirishin.com/2022/07/29/55460/?fbclid=IwAR28HYlo-0CzRe65uGUWjPvU6BxvP8rQbQweBT3twmzlCERZV29luQyVnDQ)。あたかも、NBUSが宗教右派であり、元統一教会と同じ主張をしているかのような錯覚や誤解を与えてしまう記事配列をされています。NBUSを宗教右派という言葉でレッテル貼りをされるような印象操作ではないかと思わずにはいられません。そのことに断固抗議します。訂正をお願いいたします。1週間以内に訂正がない場合は再度、警告をさせていただきます。

 NBUSの目的は、LGBTQで苦しんでおられる方々に寄り添い、聖書の神様の愛と救いを伝え、本人が願うならセクシャルマイノリティーの中のマイノリティーの方々の変化を助けるお手伝いをしていくことです。決してLGBTQで苦しんでいる方々の排除が目的ではありません。しかし、LGBT差別冊子の対応を求める有志は、右派の方々はデタラメや嘘をついているという言い方をしています。聖書的価値観は差別であり、デタラメや嘘をついていると言われると、キリスト教の信仰自体、また聖書そのものに対して攻撃されていると感じずにはいられません。日本を代表するキリスト教メディアであるキリスト新聞が、聖書の記述を語ることは差別であると攻撃されている、またそのように受け止められてもおかしくないような記事配列に違和感を覚えます。

 NBUSがよって立つものは、元統一教会とは真逆です。神様に対することや救いについての教えは、本当のキリスト信仰とは全くの別物です。にもかかわらず、同じキリスト教会の一派と表現されるのは、とても迷惑です。彼らを宗教右派と呼び、次に別の例として、NBUSの立ち上げについて書いているように感じ、強い悪意を感じました。ちなみに、呼びかけ人の中には、元統一教会や異端カルトにはまってしまった信者の救出にあたっている牧師がいることも、ぜひご承知ください。

 また、ジェンダーの差別をなくすことは良いことですが、差別とは何なのかの明確な定義を出しておらず、心は男性、心は女性だからと言うだけで、それを受け入れて制度を利用するということなど根拠がない理由であり、法整備を求めることに一般の方も心配しているのではないかと懸念を覚えます。

聖書には「同性愛は罪だ」と書かれており、それを示す聖書個所はいくらでも挙げられます。しかし、彼らだけを罪人だと言っているのではありません。神様のルールは、私たちが喜びを持って生きるため書かれたもので、それに従うかどうかは自分が決めることです。罪だと言われたから差別だと考えること自体がおかしいのではないでしょうか。

 聖書は多くのことを罪と定義しています。救われるためには、自分の罪を認め、イエス様を自分の救い主として信じることです。同性愛者でもトランスジェンダーでも、イエス様を信じることにより救われます。そこに何の差別もありません。

 キリスト新聞が、NBUSに対して偏見ではなく、その主張している内容をしっかり理解していただけることを願っています。そのためにまず、私たちの主張することにしっかり耳を傾けていただけないでしょうか。その上で、もし理解できないところや疑問に持つところなどありましたら、ご意見をお聞かせください。いつでもご連絡をお待ちしております。主にありて。

 PS)この意見書は、NBUS啓発活動の過程でこういう出来事があったということで、NBUSウェブサイトの最新情報にアップさせていただくとともに、NBUSメールニュース配信、今後行う予定の講演会資料、牧師、神学校教師対象の説明会等の資料としても添付、配布させていただきます。

2022812NBUS呼びかけ人一同(文責:藤田桂子)